会津を代表する郷土料理に「こづゆ」というものがあります。「こずゆ」や「小づゆ」とも書いたりしますが、郷土料理の文献を読んでみると「ざく煮」や「煮肴」とも呼んでいたとのこと。
とあまり知られていない記述がありました。福島県は郡山や福島を中通り、相馬やいわきを浜通り、そして会津と分かれています。昔の中通りと浜通りの祝い善には生魚がつけられましたが、山間部の会津では食べませんでした。生魚の代用として乾物を使ったこずゆを煮肴と言っていたようです。
とあまり知られていない記述がありました。福島県は郡山や福島を中通り、相馬やいわきを浜通り、そして会津と分かれています。昔の中通りと浜通りの祝い善には生魚がつけられましたが、山間部の会津では食べませんでした。生魚の代用として乾物を使ったこずゆを煮肴と言っていたようです。
こづゆの作り方
本来はたくさん作りますが、ここでは4人分位の材料でご紹介いたします。材料(4人分)
- 干し貝柱 4個
- キクラゲ 10g
- 焼き麩(豆麩)20個
- 里芋 200g
- 人参 1本
- しらたき 2玉
- ギンナン 20個
- 干しシイタケ 4枚
- さやえんどう 12本
- だし 3C
- 貝柱の戻し汁 1C
- みりん 大1
- しょう油 大2
- 塩 少々
材料 |
- 干し貝柱、干しシイタケ、キクラゲは水で戻しておきます。
- 干し貝柱は身をほぐし、干しシイタケは千切りに、キクラゲも細かく切っておきます。
- 里芋は輪切りか半月切りにして、塩ゆでします。
- 人参はいちょう切りにし、しらたきは包丁幅に切って湯通しします。
- ギンナンは煎って熱いうちに皮をむきます。
- さやえんどうは塩ゆでし、千切りにします。
- 鍋に1~5の材料とだし汁、貝柱の戻し汁を入れて火にかけ、ひと煮立ちしたら、みりん・しょう油を入れて弱火で煮込みます。あまり色を濃くしないで、塩で味を調えます。
- 水で戻しておいた豆麩を加え、こづゆ椀に盛り、さやえんどうを添えて出来上がりです。