禁酒法が廃止された1933年、アーネストとジュリオ・ガロの二人の兄弟は、カリフォルニア州モデストに自らのワイナリーを開設しました。銀行からの資金を得られなかったため、醸造設備は信用だけが頼りの借りもの、葡萄農家への支払いもワインが売れてからの後払いという、ほとんどゼロからのスタートでした。
24歳と23歳という、この若いふたりを成功に導いたのは、「徹底的な調査と、あくなき実験精神」でした。彼らは、優れた品質の葡萄をもとめてカリフォルニア全土の葡萄園を調査すると同時に、よりよい品質を求めて、畑から醸造、熟成に至る、あらゆる工程に関する実験と研究を行い、さらに消費者の嗜好の変化に関するリサーチも欠かしませんでした。
1947年には、業界に率先して、葡萄栽培の研究機関を発足、そこで得られたノウハウを、栽培農家に提供するサービスを開始、67年には栽培農家と長期契約を結び、カベルネ・ソーヴィニヨンなどの高級葡萄品種への植え替えを指導、77年には二人がカリフォルニアで最高の土地と考えるソノマ地区に葡萄園を取得し、プレミアムクラスのワイン製造に取り組み始めています。
ガロ社のこうした活動を追うようにして、アメリカのワインファンの嗜好は、60年代後半には甘口ワインからドライなテーブルワインへと移り、さらに80年代には葡萄品種名を冠したヴァラエタル・ワインの隆盛へとつながっていくのです。
ワインってなかなか自分に合ったものを探すには難しいですよね!・詳しい人の講釈を聞いて飲んでみても・・・・・ん・・これがワインかってこれがおいしいワインなんだってな感じで飲んでいました。産地や品種でなんてまだまだ選べるようにはなりませんが、これなら気張らず飲めるのでいいと思います!
ワンコインです!!!