2011年11月23日水曜日

Wi-Fiテザリング機能

テザリングとは、スマートフォンなどのモバイル機器を外部モデムとして、パソコンや携帯端末、携帯ゲーム機などを携帯電話回線を通じてインターネットに常時接続させることです。
利用者側としては、携帯でテザリングが使えれば、データ通信専用にデータカードを購入し新たに通信の契約を結ぶことなく、携帯電話の回線でパソコン等でのモバイル通信が可能になるので、固定電話回線を必要としない単身者世帯などでは、かなりメリットが大きいと思われます。
しかし携帯電話事業者から見れば、通常携帯電話やスマートフォンに比べ、パソコン等で送受信されるデータの量は多いため、回線を占有されるリスクがあります。

また、データ通信が定額制の契約になっていることから、利用するデータ量が多ければ多いほど事業者のコストが上がり利用料収入に影響が出ます。
こうした理由で事業者によって、テザリングを認める事業者とそうでない事業者とに分かれているようです。


スマートフォンのWi-Fiテザリングの対応について各キャリアの動向

イー・モバイルでは、スマートフォンをモバイルWi-Fiルーターのように利用できるため、Androidスマートフォン「Pocket WiFi S」をモバイルWi-Fiルーターとして提供しています。
AUでは、春モデルで「htc EVO WiMAX ISW11HT」で、WiMAX方式によるテザリングを提供していますが、夏モデルにテザリング対応機種はないようです。開発が間に合わなかったのでしょうか?秋移行にテザリング対応機種を発表するようです。

ドコモは、前記の通り2011年夏モデルから7機種でWi-Fiテザリングをスタートします。
Wi-Fiテザリングの場合、スマートフォンと端末間はWi-Fiで接続され、インターネットへの接続はFOMAハイスピードなどでアクセスします。テザリング機能を利用した場合のパケット通信料の上限額は、1万円を超えとなるそうです。
Android OSは従来よりテザリングをサポートしてきましたが、これまで日本では、通信事業者側が非対応とする事が多かったようです。
Android携帯については、
これからは日本のキャリアも各社テザリング機能を認める方向に舵を切るようです。

iPhoneは、OSのバージョンが3.0になった際にOSレベルでUSBまたはBluetoothで接続することによるテザリング機能を搭載し、4.2.5からはパーソナル・ホットスポットという無線LAN接続でのテザリング機能を搭載しているようです。ただしこの機能の利用は各事業者の判断にゆだねられていて、日本では、ソフトバンクモバイルは利用を許していません。今のところ、ソフトバンクモバイルは、テザリングに消極的な気がします。回線のキャパやコストの問題が大きいのでしょうか?

今年の桜

 勤務先のそばの桜がとても綺麗でした!このような世の中ですが、やはり綺麗ですね!