食糧の貧しかった昔は、収穫のお祝いに、いものこ・きのこの他に、ねぎ、油揚げ・鮭・豆腐などを持ち寄り、中身の多いいものこ汁をつくり、腹いっぱい食べて祝った。今では中身は少なく吸い物風が多くなっている。(山内いものこ) 横手城代 須田内記が蔬菜栽培を奨励し、里芋の種子を仙台地方から取り寄せ、長瀞地区に栽培したのが始まりと言われている。米の生産調整により転作田の面積が増えたため、土壌と気象条件に合った有利な作物として本格的に取りいれた。
材料 いものこ(里芋) | 500g | 味噌 | 適量 |
鶏肉 | 100g | 日本酒 | 少々 |
きのこ(舞茸・シメジ等) | 100g | とりガラ | 1羽分 |
セリ | 1/2把 | 水 | 4カップ |
(1) | いものこは水で洗い、皮をむいて大きいものは2つに切り、大きさをそろえる。鶏肉・きのこは一口大に切る。 |
(2) | ナベに分量の水といものこ・とりガラを入れ、初めは強火で煮立てる。煮立ってきたら、とろ火にしてゆっくり煮る。 |
(3) | いものこが浮いてきたら中火にし、鶏肉・きのこを入れ、アクを取る。 |
(4) | ガラを取り出し日本酒を入れて、ひと煮立ちしたらみそを入れる。 |
(5) | 火を止める直前に1cmに切ったセリを散らして出来上がり。 |
ポイント
・ | いものこはとろ火でゆっくり煮る。 |
・ | 山内いものこは、特にネバリが強いのでふきこぼれないように注意。 |
・ | アクを取る時は、「あわ」は取らずに「アク」を取る。 |
・ | みその代わりに醤油味でもいい。 |
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