2013年12月26日木曜日

BMW 320d BluePerformance

フォルクスワーゲン ゴルフ などと並んで、日本で最もメジャーな輸入車の1台であるBMW3シリーズ。日本車ではトヨタ マークX やマツダ アテンザ あたり車格にあたり、欧州の表現ではDセグメントに属します。現行モデルは昨年1月にまず328i(2Lターボのハイパワー版)が上陸、その後4月に、中核モデルの320i(2Lターボの標準仕様)、夏から秋に掛けてアクティブハイブリッド(3.5L直6ツインターボ+1モーター)、320d(2Lディーゼルターボ)、ツーリング(ステーションワゴン)と怒涛の勢いでラインナップが備えられたました。かなり素早い!
320dはBMW 3シリーズ の販売のうち3割から4割を占める大きな柱となっているようで、日本でもディーゼルがようやく正確に認知されてきたようです。
その理由は動力性能、コストパフォーマンスの高さ、ランニングコストの安さ。320iを基準に動力性能から見ていくと、184馬力という最高出力は同じながら最大トルクは320iを約11kgmも上回る38.7kgm!


車重は1550kgと320iより50kg重いだけなのだから、スペックを見ただけでパワフルな走りが容易に想像できます。コストパフォーマンスも日本車だと基準となるガソリン車がNAエンジンとなることもあって40万円程度の差額があるディーゼル車ですが、320dの場合は320iが320dと同様にターボ車であることもあり差額は20万円と、動力性能の向上分だけでも納得できるほど(エコカー減税は320iの大部分、320dともに重量制、取得税が免税なので同等)。
さらにランニングコストもJC08モード燃費を比べると320iが16.6km/L、320dが19.4km/Lと当然ながらディーゼルが低燃費な上に、ハイオクガソリンが指定の320iに対し、320dはハイオクガソリンに対し約30円も安い軽油を使うことを考えると、ザックリと計算しても5万km走行時点までには車両価格の差額をペイできることになると?。机上の計算だけでも320dがこれだけ有利になることを考えると、むしろ3シリーズ全体の3割から4割しか占めてない方がちょっと不思議なくらいですね。

BMW 320d BluePerformance 体験

BMWのディーゼルエンジンは世界的に見れば先端レベル、 CX-5 や アテンザ に搭載される最先端レベルのマツダのスカイアクティブDに比べるとアイドリング中の車外騒音は大きく、ディーゼル車とハッキリ分かるレベルという方もおりますが。ただ、誤解のないようにディーゼル車の車外騒音としては十二に分静かな部類であることは強調しておきたいです。

動力性能に関してはスペック通りの実力で、ほぼ全域の回転数でクルマをグイグイと引っ張る(FR車だから押し出すの方が正しいか)パワー感を楽しめます。
走行中の静粛性は申し分なく、100km/hで走行中だと最も大きな騒音はロードノイズなので、エンジン音はほとんど聞こえないレベル。8速ATの8速での100km/hのエンジン回転数は1500回転と非常に低く抑えられていると思います。
実際に高速道路の燃費はなんと 23.4km/L をマークしているというユーザーのレポートがあるようで、ディーゼルエンジンの燃費の良さを証明しています。これだけの動力性能を持つクルマが、これだけの燃費で走ることに衝撃を覚えました。




今年の桜

 勤務先のそばの桜がとても綺麗でした!このような世の中ですが、やはり綺麗ですね!