2011年12月23日金曜日

クリスマスリース

クリスマスが近づくとリースを用意するという人は多いかもしれません。植物を使って丸い輪を作ったものがクリスマスリースと言われ、クリスマスの定番になりつつあります。最近ではキットを買って手軽に手作りを楽しむ人も多いようです。




リースに使われるのは、主にブドウのつるやヒイラギ、モミの木などです。ヒバやトウヒ、ヤドリギ、月桂樹などが使用されることもあります。ヒイラギやモミはクリスマスにはなくてはならない植物とされ、多く活用されています。

ヒイラギはイエスが処刑前にかぶっていたとされる茨から発展して、受難という意味を持っています。モミは聖書に見られる生命の木と重ね合わせて使用されてきました。

ヒイラギのになる赤い実はイエスが処刑されたときに流れた血の色とされています。ブドウはキリストの血をあらわすワインの原材料であることから、豊潤な実りという意味が込められています。

これはりんごや松ぼっくり、麦の穂なども同様の意味合いとされています。リースの起源は古代ローマ時代にまでさかのぼります。古代ローマでは、輪は永遠を意味していました。そして、新しく来る年が幸せなものであるように祈願する役割も持っていたと言われています。

キリスト教ではローマの習慣や文化を濃く引き継いでいますが、リースもその1つとされています。キリスト教における輪は「永遠の神の愛」を表しています。

メリークリスマス!

公認サンタ

クリスマスには、いい子にしていた子供はサンタクロースにプレゼントをもらうことができます。サンタクロースは空想の中の存在と思われがちですが、実は実際にサンタクロースになることは可能です。グリーンランドには国際サンタクロース協会という団体が存在します。



その協会が主催ではサンタクロースになるための試験を実施しており、それに合格するとサンタクロースと認定してもらうことができるのです。受験に当たってはいくつかの条件が課せられます。
恰幅のいいサンタクロースらしい体型であること、サンタクロースとして活動してきたこと、結婚して子供がいることなどが条件に含まれています。

特に体型に関しては体重が120kg以上と、厳密に定められています。試験では長老サンタクロースの面接を受けて、話し方や見た目に関する審査を受けます。

大切なのが宣誓文を読み上げることです。宣誓文は古語なのでこれをしっかり読めること、
さらに「HO HO HO」という言葉で読み上げることが求められます。サンタクロースにふさわしい体力があるかも大切な審査基準となります。

体力測定ではクリスマスイブに煙突から家に入るイメージで、様々な障害をクリアするための競争が行われます。定められたコースを制限時間内に回らなければ試験に合格できません。すべての試験をクリアすることができれば、公認サンタクロースと名乗ることができます。



公認サンタクロースは世界各国に180人程度います。毎年7月にはデンマークのコペンハーゲンでは世界サンタクロース会議というものが行われ、リスマスをもっと良いものにするにはどうしたらいいか意見交換が行われています。

クリスマスイブの由来

12月25日のクリスマスの前日はイブと言われ、日本でも一般的になっています。そもそもイブというのは晩や夜という意味があるeveningの古語であるevenに由来すると言われ、クリスマスは24日夜からスタートするということになっています。



イエスが生誕したのは25日とされているため、重要視されるのは24日よりも25日ではないかと考えてしまいがちです。ですが、実際はクリスマスのミサは24日の日暮れ以降にスタートしています。

なぜ24日からはじまるかは古来の暦によるものと考えられています。キリスト教暦やユダヤ暦が広く使われるようになる以前は教会暦が一般的でした。

教会暦では太陽を基準として、1日のスタートと終わりが決められています。そのため、夕日が沈んだ時点で1日は終了してしまうのです。

この考え方を元にすると、24日の日暮れ以降は25日がスタートしているということになります。古来の暦が現代になっても採用されていることから、クリスマスイブの夜にミサが実施されているのです。



日本では古来の暦に関わらず、イブは25日の前日という意味合いで使われます。ですが、厳密に言えばイブはクリスマスの夜を指していることになるのです。ミサに参加した人たちは、その後パーティーを開催してイエス誕生を祝うことになります。そして、クリスマスならではの伝統的な料理の数々を存分に味わうことになるのです。

クリスマスオーナメントに込められた意味

クリスマスが近づくと、様々なオーナメントが店頭に並ぶようになります。クリスマスオーナメントは部屋のワンポイントとしたり、クリスマスツリーに飾りつけたりすることでクリスマスの雰囲気を盛り上げてくれるアイテム。




本物のようなアートフラワー、毛糸や布で作成されたもの、金属やガラスで作られたもの、質感があたたかな木製のものなど、オーナメントには様々なタイプがあります。実はオーナメントにはそれぞれ込められた意味があります。



クリスマスオーナメントの中でもよく使用されるのがリンゴ、エデンの園には知恵の木があるとされていますが、それがリンゴの木だと言われています。その関係からクリスマスツリーにもリンゴが飾られるようになったと言うことです。



 星の形をしたオーナメントも定番の飾りです。星はツリーのてっぺんに飾ることが多いですが、それはイエスの誕生を告知したベツレヘムの星をあらわしていると言われています。

ブーツやソリ、トナカイ、サンタクロースも定番のオーナメントと言えるでしょう。クリスマス時期に家に置かれることが多いヤドリギやポインセチア、ヒイラギは邪気を払うと古来から言われていることから、クリスマスに飾られるようになりました。

キャンドルは現在のイルミネーションのはじまりとされています。宗教改革を行ったルターによってはじめられたと伝わっています。クリスマスツリーに飾りつけたり、自宅にオーナメントを置くときには、込められた意味を思い出してみるといいかもしれませんね!

今年の桜

 勤務先のそばの桜がとても綺麗でした!このような世の中ですが、やはり綺麗ですね!