クリスマスが近づくとリースを用意するという人は多いかもしれません。植物を使って丸い輪を作ったものがクリスマスリースと言われ、クリスマスの定番になりつつあります。最近ではキットを買って手軽に手作りを楽しむ人も多いようです。
リースに使われるのは、主にブドウのつるやヒイラギ、モミの木などです。ヒバやトウヒ、ヤドリギ、月桂樹などが使用されることもあります。ヒイラギやモミはクリスマスにはなくてはならない植物とされ、多く活用されています。
ヒイラギはイエスが処刑前にかぶっていたとされる茨から発展して、受難という意味を持っています。モミは聖書に見られる生命の木と重ね合わせて使用されてきました。
ヒイラギのになる赤い実はイエスが処刑されたときに流れた血の色とされています。ブドウはキリストの血をあらわすワインの原材料であることから、豊潤な実りという意味が込められています。
これはりんごや松ぼっくり、麦の穂なども同様の意味合いとされています。リースの起源は古代ローマ時代にまでさかのぼります。古代ローマでは、輪は永遠を意味していました。そして、新しく来る年が幸せなものであるように祈願する役割も持っていたと言われています。
キリスト教ではローマの習慣や文化を濃く引き継いでいますが、リースもその1つとされています。キリスト教における輪は「永遠の神の愛」を表しています。
メリークリスマス!
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