2010年12月3日金曜日

コルクマットってどんな素材?

コルクでおなじみなのは、やはりワインに使われているコルク栓ではないでしょうか?アルコールを含んだ水分と常に触れているにもかかわらず、数十年も気密性を保つことができる腐敗に非常に強い素材で、最近では、皇室に縁(ゆかり)のある床材としてさらに注目を浴びています。

コルクは、コルク樫のことで、コルク樫の皮を加工したもの。 コルク樫は常緑樹であり、ポルトガル・スペイン・南フランス・イタリア及び北アフリカの地中海沿岸に群生している木です。コルク樫は表皮をはぎ取っても10年程度で元に戻るという再生力を備えているので、繰り返し10回ほど木の皮を採取することができるのです。

コルク樫の寿命は200年から250年とも言われており、その間樹皮が提供され続けます。つまり、木を伐採することがないので環境にやさしい再生素材と言えます。さらに、廃材も細かく切削したチップ(削片)状にして他の建築資材にも使用することができる、利用範囲の広いムダのない天然循環型自然素材なのです。

コルクはほかの木質系床材と比べて保温性が高く、表面温度が下がりにくいという特性があります。冬場に足で触れたときにもその保温性から暖かさを感じるほどです。このことからもコルクマットは床材としても多く使われています

コルクは細かい細胞から成り、内部に無数の空気層があります。この空気層が断熱の役目をし、熱の伝わりを防ぎ優れた断熱性と保温性を発揮するわけです。しかも、夏はサラッとした肌触りが得られ、冬は室内の温度に同調するため、ほのかなぬくもりさえ感じることができます。そのオールシーズンで使えることもコルクマット人気の理由の一つとなります。
 

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今年の桜

 勤務先のそばの桜がとても綺麗でした!このような世の中ですが、やはり綺麗ですね!