2014年9月25日木曜日

由来はドイツ語で「メキシコ湾流」

 車名の由来はドイツ語で「メキシコ湾流」を示す「Der Golfstrom」(ゴルフシュトローム)。英語の「The Gulf Stream」(ガルフストリーム)に当たるんだって!


 最初のドイツ車はこのTYPE1 エンジンはディーゼル、トラック並の騒音と振動でしたが運転する楽しみは格別のものでした。
走ることが楽しいと感じるきっかけの車でした。

 同時期に発売された他のフォルクスワーゲンのモデル(シロッコ、ジェッタ、ポロ等)に風の名前が付けられているのに対し、「ゴルフ」の名は海流の名称に因んでいます。
しかしメキシコ湾流の成因の一つは貿易風とされているため、風と全く無関係の言葉ではない。(なお、貿易風はドイツ語で「Passat」(パサート)となり、これはVWの中型セダンのモデル名でもあります。)

また後に発売されたVWの一部モデルにスポーツ関連の名称(キャディ、ダービィ)が付いており、前述のポロもスポーツのポロの意味に取れることから、「ゴルフ」もスポーツのゴルフに因んだものとする説もあります。

 実際にゴルフGTIにはゴルフボール型のシフトノブを持つものも存在する。
なお、北米市場においては初代が「ラビット」、2-4代目が他国と同じ「ゴルフ」、5代目で再び「ラビット」を名乗っていたが、6代目で「ゴルフ」に戻されている。

フォルクスワーゲンは第二次大戦後、フェルディナンド・ポルシェ設計のビートルを生産して大躍進したが、1960年代に入るとさすがに後継車の開発が求められるようになっていました。

 1965年、当時の社長であったハインツ・ノルトホフはこの車の設計をポルシェに委託し、ポルシェはこれに応えてEA266を開発した。この車は水平シリンダーの横倒しエンジンを後席のシートの下にアンダーフロア・ミッドシップというレイアウトで配置する方式を採用し、パッケージングとしては極めて優秀なものであったという評価をする向きもあるのですが、当時アウディNSUアウトウニオンでアウディ・80の開発を行なっていた開発責任者のルートヴィッヒ・クラウスは後部座席の下に臭気と騒音を発するエンジンを搭載し、そのレイアウトのお陰で車高が高くなるこの車には否定的な意見を持っており、ライディングからそれまで掛かった開発費用とこれから掛かる予定の額を聞いて開発を中止するように勧めました。

 このEA266は初代ビートルと同じく1台当たりいくらという形でのギャランティーをポルシェに支払う契約となっていたため、相対的に見てコスト面で割高な商品であった。また操縦安定性の点でも、高エネルギー時の御しづらい特性は当時の技術レベルでは解決が難しかった。
 このためノルトホフが急死した後にフォルクスワーゲン社長となったクルト・ロッツ(Kurt Lotz)はこの車の開発を進めていたが、その後任のルドルフ・ライディングはEA266の生産計画を白紙に戻したのです。

 初代ゴルフの開発責任者であったヴェルナー・ホルステ博士は衝突安全性の面から横置きエンジンを好み、1970年にロッツからこのレイアウトを量産車に採用する許可を得ました。
ジョルジェット・ジウジアーロにスタイリングを依頼し、エンジンをアウディNSUアウトウニオン、その他をフォルクスワーゲン技術部門で開発されたビートルの後継車が初代ゴルフなのです。

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今年の桜

 勤務先のそばの桜がとても綺麗でした!このような世の中ですが、やはり綺麗ですね!