2011年2月8日火曜日

水と健康

人間の体の3分の2は、水分で出来ているといわれています。
また水は、人が生きていく上で、欠くことの出来ない物質です。

一般的に、人間の体からは、汗や尿の形で1日に約2.4リットルの水分が失われていくと言われています。

このため、人は1日に2~2.5リットルの水分を水や食べ物で補給しているわけです。
水の重要さについて、聖マリアンナ医科大学の青野治朗医師は「水で血液サラサラ」 (宝島社新書)の中で、水の大切さについて次のように述べています。

まず朝コップ1杯の水を飲むことで、脳梗塞の予防になりますね。脳梗塞は、朝、起床時に発見されるケースが非常に多い。それは寝ている間に、汗をかくなどして水分が奪われ、血液が濃縮された状態になっているからなんです。

通常の生活をしている人なら、1日の中で最も血液が濃くなっているのが朝ですから
以上の話は脳梗塞についての談義だが、血栓や動脈硬化、心筋梗塞、高血圧、
コレステロールのアンバランスなどの予防や症状改善にも、水を飲むことがかなりの効果を発揮すると力説する。

目に見えない為、感じにくいんですけれど、人の体では<代謝水>といって、
人体を正常に機能させるために使われている水があるんです。
体は常に水を使い、水を必要としているわけで、だから誰でも、こまめな水分補給が必要になります。

水を利用した病気の治療

水を利用した病気の治療については、ミネラルウォーター発祥の地として知られるフランスが有名です。フランスでは、テルマリズムセンター(水治療センターまたは鉱泉治療センター)と呼ばれる
ミネラルウォーターを用いた病気治療センターが100ヵ所以上あり、腎臓病、高血圧症、アトピー性皮膚炎症など様々な病気の治療が行われています。

そしてフランスでは、これらの水治療に国の健康保険が適用されていると言うことです。
つまりフランスでは、ミネラルウォーターの治療効果が医学的にきちんと認められているのです。

▼フランスのミネラルウォーター基準は厳しい

フランスのナチュラルミネラルウォーターの条件は、次のように四つの厳しい条件をクリアしたものに限られています。

1.水源があらゆる汚染から完全に隔離されている地下水であり、また水源の周囲の自然環境か   
 らきちんと保護されていること

2.飲み続けることで健康に好適な特性があることが、科学的、医学的または臨床学的に証明され
 ていること

3.人体にとって安全な生菌が正常な範囲で生きており、殺菌やミネラル分の添加などあらゆる人
 為的な加工をしていないこと

4.水が地下の水源から一切空気に触れることなく、ボトリングされていること

以上のように大変厳しい条件がフランスのミネラルウォーターには付けられています。
なお、日本で販売されるミネラルウォーター、ナチュラルミネラルウォーター、ナチュラルウォーターにはろ過、沈殿、及び加熱殺菌等が義務付けられており、フランスのミネラルウォーターとは、決定的に異なっています。

最近は「サラサラ血液」、「ドロドロ血液」と言う言葉をよく耳にするようになりました。
人の体は、ドロドロ血液の状態が長く続くと、高血圧、心筋梗塞、脳梗塞、糖尿病など様々な病気を引き起すといわれています。

日本人の死因の上位を占める脳梗塞、脳出血と心筋梗塞、狭心症は、動脈硬化によって起こる病気と言われています。

動脈硬化は、血管の老化と血液の流れが悪くなることによって起こります。 血液の流れが、
どのような状態にあるのかを直接測定する事は、これまでは技術的に難しかったのですが、
最近では血液の流れを直接測定する装置が日本で開発され、
簡単に「サラサラ血液」なのか「ドロドロ血液」なのかが直接検査できるようになってきました。

しかし、このような血液検査を実施している医療機関は、
「東京女子医大付属成人医学センター」などまだまだ限られているようです。
同センターが、1200人以上の人の血流を測定した結果では、健康な人だけでみても、
ドロドロ血液の人が半分、サラサラ血液の人は3割、まずまずの流れの人が約2割という結果。

▼毎日たっぷり水を飲むこと

最近は西洋医学でも夜寝る前に、水分を摂らないと血液が濃くなって脳梗塞を起す心配があると言っとります。
血液が濃くなると血液の流れが悪くなる。血液の流れが悪くなると血管が詰まりやすくなって、血管の老化が進む。
血管の老化は、体の老化ですわな。だから水はできるだけたくん飲んだほうがいい。
あまり飲めない人でも、1日最低1リットルは、摂った方がいいみたい。

「できれば1日2リットルの水を、胃が丈夫な人なら3リットルの水を飲んだほうがいい」と言い、
私自身も1日2リットル強の水を数回に分けて飲んでいます。

▼大量摂取が無理なら、何回かに分けて少しづつ飲む
1日2リットルの水を飲む場合、1合の水を1日10回」を目安に飲む。飲みダメができる人は、回数が少なくてもかまわない。
また「お酒を1合飲んだら、10時間以内に水を3合ぐらい飲んでおく、
それから甘いお菓子を食べたときも、7時間以内に多めの水を飲んでおくと害を防ぐことができる

▼一度沸騰させた水を飲むと体内で酸素が欠乏する
人間は35万年前から真水を飲んできた、真水の中には酸素があるのに、
一旦沸騰するとなくなってしまう。それを飲むと体の中で、本来の水に戻ろうとして、体の中の酸素を奪うんです。
それで体内の酸素が欠乏してしまう。さらに水に溶けてイオン化したカルシウムが大切なのに、
沸騰するとカルシウムイオンも働かなくなってしまいます。

▼体の中で水がうまく循環しない人は、循環のいい体を作ろう
水をたくさん飲むと胃がもたれたり、トイレが近くなるという人がいるが、だからといって水を飲まないのは体によくない。

水を飲むとすぐに下痢するとか、おなかにもたれてチャプチャプ音がするような人がいます。
胃下垂や内臓下垂の人に多い。
こういう人は、水をたくさん飲めないから飲まない,すると便が出にくくなって宿便が溜まる。それが冷え性につながって、頭痛、肩こり、になってくるんですな。疲れやすいとかスタミナがないのも、このタイプの人。
こういう人はまず、宿便を出すために水を飲める体をつくる(体質改善をする)ことから始める。

もともとたくさん飲める人は、飲んだ水を体の中に溜めておくことができる。
溜めたのをぐるぐると使うことができるから、トイレが近くなるようなこともない。
水がたくさん飲めるようになると、寝る前に3合飲んでもトイレに起きんようになります。

▼美容と血液サラサラもリンクしている

健康の分野で「血液サラサラ」が注目されていることは、
これまでたびたび述べてきましたが、では「美容」の分野となると、どのようになるのでしょうか。
エステティシャン協会認定校の「カリタ」で長年講師を勤めた森本チズ子さんは、
「私たちの皮膚、いえ、皮膚に限らず人間の細胞はたっぷりの栄養と酸素があってこそ、みずみずしさを保てます。
この栄養と酸素を運ぶのが血液ですから、血液をサラサラにし、循環をよくすることは、美容にとっても大事なことです。」と『水で血液サラサラ』(宝島社新書)の中で述べています。
聞けば、女性が抱える多くの美容の悩みは、血行不良、つまり「血液ドロドロ」が原因のことも多いのだといいます。

例えば、目の下のクマ。これには原因が二つあって、一つは色素沈着。もう一つは酸欠です。
酸素不足のために、血液が汚れたままで滞り、目の下が黒く見えるというもの。
後者の場合は、顔を軽くマッサージしたり、パッティングすることで解消します。

色素沈着によるクマも、新陳代謝がよくなれば皮膚が生まれ変わって徐々に薄くなってきますから、
長い目でみれば、血液をサラサラにすることが解消法になります。

ということは、同じく色素の沈着によってできる「シミ」も同様に血行を促進すれば、解消するということでしょうか。
その通りです。肌の悩みを解消して、みずみずしい肌を手に入れるには、血行をよくすることがすべてなんです。

「水で血液サラサラ」は、健康だけでなく、美肌にとっても万能薬のようです

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今年の桜

 勤務先のそばの桜がとても綺麗でした!このような世の中ですが、やはり綺麗ですね!