2011年4月19日火曜日

マイネーム・イズ・ハーン

アメリカ在住のイスラム教徒、ハーンはアスペルガー症候群を患っていたが、ある日ヒンドゥー教徒のマンディラと出会い恋に落ちる。結婚して幸せに暮らす二人だったが、9.11事件を機に全てが一変する。マンディラの連れ子サミールは、母親の再婚でイスラム教徒の名前に変わったことからイジメを受け、命を落としてしまう……。絶望した彼女は結婚したことを悔やみハーンを責めた。愛を失い、困惑したハーンは“ある決意”からアメリカ横断の旅に出る──。



映画の中で「私の名前はカーンです。テロリストではありません」
と主張し、大統領にもそのメッセージを伝えようとする。この暗号のようなメッセージは、イスラーム教徒=テロリストという先入観を打破する呪文にもなり、この出来事が南アジア人コミュニティーの心を刺激し、個人のアイデンティティーを隠して生きる必要はない、宗教で人を差別することは無意味であると考え直す人々を生んだ。映画の中では、迫害を恐れてヒジャーブを脱いでいた女性等は再びヒジャーブをかぶり始め、今までイスラーム教徒を無条件で敬遠していた人は進んでリズワーンを助け始める。この世には善と悪しかない。宗教、人の外見だけでは区別出来ない。この事を皆さんに1番伝えたいのだと思います。

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今年の桜

 勤務先のそばの桜がとても綺麗でした!このような世の中ですが、やはり綺麗ですね!